リハビリテーション
特徴
当院のリハビリテーションは理学療法士による患部の評価・治療はもちろん、ケガや痛みの原因となったスポーツ動作、姿勢や生活習慣などを探ります。自らの身体の特徴を知り自己管理できるようになることを目標にリハビリを進めてまいります。
リハビリの受診方法
1.診察
リハビリを受けるには、まず整形外科を受診して頂く必要があります。事前にお電話にて診察のご予約をして頂くと、比較的スムーズにご案内可能です。診察後に、医師の判断により必要に応じてリハビリの指示が出ます。
術後リハビリの場合は、必ず主治医の紹介状をご持参ください。また、レントゲンやMRIやCTなどの画像データも一緒にご持参ください。
2.リハビリ予約
医師からのリハビリの指示後、リハビリテーション室の受付にて予約を取って頂きます。
リハビリは完全予約制となっております。
ご予約は初診日の翌日以降となることが多いため、事前にスケジュールの確認をしてご来院頂くと予約をスムーズに取ることができます。当日キャンセル枠があればご案内可能な場合もございます。
2回目以降のリハビリ頻度に関しては、症状に合わせて担当の理学療法士からご案内致します。
リハビリ予約時間表(2022年4月1日より下記のとおり変更となります)
午前 | 午後 | 夜間 |
---|---|---|
9:50~ | 14:30~ | 17:20~ |
10:30~ | 15:10~ | 18:05~ |
11:15~ | 15:50~ | 18:50~ |
11:55~ | 16:30~ | |
12:40~ |
※患者様により施術(終了)時間は異なります。
※予約カードをご確認の上、お越しくださいますよう宜しくお願い致します。
3.初回リハビリ
リハビリ開始5~10分前までに受付し、更衣室で着替えを済ませ、待合室でお待ちください。
治療部位がすぐに出せるように、首や肩のリハビリを受けられる方は伸張性のある半袖シャツやタンクトップ、腰や膝のリハビリを受けられる方はハーフパンツをご用意ください。
内履きの持参は不要ですが、リハビリにてスポーツ動作を行う場合にはトレーニングシューズをご用意ください。
リハビリの流れ
1. 問診
症状について詳細にお聞きします。現在有している症状が、過去の怪我を庇って発生している可能性もあるため、過去の怪我に関しても聴取します。
2. 評価
症状につながると考えられる身体の状態を詳細に確認します(柔軟性や筋力など)。リハビリを行う上での治療方針や目標を説明します。
3. 治療・再評価
問診や評価の内容に基づき、個々に合ったリハビリを提供致します。
治療後に再評価を行い、リハビリの効果を確認します。
4.自主トレーニング指導
治療効果を維持、向上できるように、簡単な自主トレーニングの指導を行います。
リハビリ内容
物理療法
電気刺激や超音波刺激などを用いる物理療法は、損傷した組織の治癒促進、腫脹の軽減、筋の過緊張緩和などの効果が期待できます。目的に応じて適切な物理療法機器を用いて治療を行います。
ストレッチ
関節可動域の拡大や、過緊張になった筋のリラクゼーションを行います。
筋力トレーニング
患部の強化だけでなく、患部の負担を減らす目的で患部以外の筋力トレーニングも指導します。必要に応じてトレーニング器具や低周波刺激を用いたトレーニングも実施します。
スポーツ動作指導・日常生活動作指導
局所に負担のかかる動作は怪我の原因となります。スポーツや日常生活において問題となる動作を見つけ、負担の少ない動作の獲得を目指します。スポーツを行えない時期から基本的なスポーツ動作を練習することで、スムーズな競技復帰へつながります。必要に応じて、ビデオ撮影によるフォームチェックも実施しています。
評価機器
FMSテストキット
動作を客観的に評価するツールです。動作パターンを評価することで、弱点の把握やパフォーマンス向上のために必要な能力を知ることができます。
In Body 430
体成分(体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪)を定量的に測定します。
BIODEX、Micro FET 2
筋力を数値化することで、現状の把握やリハビリテーションの効果確認、スポーツ復帰の判断材料に用います。
トレーニング機器
ケーブルマシン
ケーブルを用いて筋力トレーニングを行うので、軌道が固定されておらず、腕や脚だけでなく、体幹の筋力も同時に向上させることが可能です。また、マシントレーニングよりもスポーツ動作に近い形でトレーニングを行うことができます。
Gray cook band
バンドを用いることで、重力方向だけでなく、様々な方向へ負荷をかけることができます。
ULTIMATE SANDBAG
サンドバッグという不安定な負荷を利用することで、筋力、安定性、持久力を向上させることができます。
バランス器具
BOSUやバランスディスクを用いることで、トレーニングにバリエーションを加えることができます。
ホライズンELITE IC7.1
ホライズンELITE IC7.1を設置しています。体力レベルの維持、向上を目的に行います。
アジリティートレーニング器具
マーカー、ラダー、ミニハードルなど用い、スポーツ動作の確認、トレーニングを行います。
投球ネット
実際にボールを扱っての投球練習やキック練習を行うことができます。主にスポーツ復帰前の動作分析に用います。
フロスバンド(コンプレフロス)
フロッシング(体の末梢から中枢にかけて圧をかけてバンドを巻き、一気に開放することで血液の循環を促進させる方法)を行うバンドです。圧迫しながら運動することで、可動域やパフォーマンスの向上が期待されます。
物理療法器具
ハイボルテージ電気刺激治療器(PHYSIO ACTIVE HV)
効果1:鎮痛
瞬間的に高電圧の電流を流すことで、皮膚抵抗を最小限に抑え、刺激感の少ない深部到達を可能にしたHi-Voltage電気刺激療法を行えます。
効果2:筋萎縮改善・筋トレ
Hi-Voltage波形によるEMSモードにより、筋萎縮の予防や筋力トレーニングにも使用できます。
超音波治療機器(UST-770)
超音波の振動刺激による治療を行います。
効果1:温熱作用。組織の柔軟性改善、関節可動域拡大が期待されます。
効果2:非温熱作用。急性期の組織治癒促進が期待されます。
効果3:骨癒合促進:低出力パルス超音波(LIPUS)を用いて骨折部位を刺激することで、骨癒合促進が期待されます。
複合治療器(SOLARIS)
超音波、コンビネーション(超音波とハイボルテージの同時使用) 、マイクロカレント、ハイボルテージ、干渉波、神経筋電気刺激など搭載しています。組織治癒促進、疼痛緩和、組織柔軟性改善、筋力増強などに使用します。一度に最大で5チャンネル同時使用が可能です。